2011.02.24

久しぶりに読んだ、「弱者の兵法」

久しぶりに読んだ、「弱者の兵法」

久しぶりに家の書棚にある書籍を

手に取ってみました。

書籍は、

「弱者の兵法」~野村流必勝の人材育成論・組織論~

著者 野村 克也【楽天ゴールデンイーグルス監督時代の作品】

発行元 株式会社 アスペスト

 

 

なぜ、久しぶりにこの書籍を手に取ったかというと

実は、1ヶ月ほど前 大牟田にて野村克也氏の

講演会が開催せれ、友人の経営者と二人で話を

聞きにいき、とても感銘を受けたからです。

 

この本にも書いてあり、講演中にも野村氏から

頂いた言葉でとても印象に残っている言葉があります。

 

それは次の言葉。

「人間は無視、称賛、非難の段階で試される。」

一流の人間を育てる為の原理原則と述べられており、

 

まったく実力が伴なっていないにも関わらず、無視されて

ふて腐れているようではそもそも見込みがない。どうしたら

認められるか考えるところから人は成長を始めるので

まずは無視(・・といってもほんとに無視するのでなく、観察の意味)

 

次に可能性が見えてきたら、める。

 そうすると今まで無視されて

きたのだから、喜び、今まで以上に頑張る。

 

ただ、ずっと褒めすぎると、満足→妥協→限定という

負のスパイラルに陥りかねない。

 

そこで今度は、「非難」。その程度ではだめだ。もっと

「中心的存在になってほしい。」「一流になってほしい。」

という思いから期待を込めてあえて非難する。

その真意を受け止め、「なんとか見返してやる。」という

気持ちからさらなる精進を重ね、その人間は一流の

人間になる。

 

野村氏の若かりし頃のプロ野球テスト入団から

一軍入り、三冠王獲得といった過程の中から

人を育てる極意として書かれてあります。

 

とっても共感できる、深い言葉だと感じています。

よく考えたら自分もサラリーマン時代褒めてもらったこと

なかったかも(^_^;)

怒られたことはしっかり記憶に残って

いるけど・・・(笑)

 

けど今考えると、その方がよかったと

とても感謝しています。

 

この本は、プロとは、一流の人間を育てるには?

リーダーに必要な条件は?

野村氏のプロ野球人生に裏打ちされた、

バイブル的な本です。

改めて読むと、すごい本だと気づく。

 

人を育てる役職の人、一流の人間を目指す人、

リーダーシップを求められる人に絶対お勧めの

本です。ぜひご一読を!!