また来たくなる病院

また来たくなる病院

 今日は母親に頼まれて熊本市内のある病院へ車で

連れていくことになりました。

仕事柄いろいろなクリニックであったり、病院に訪問し、

施設を拝見させて頂く機会が今まで多くあったのですが、

母親の案内でいったその病院は特に「ホスピタリティー」

(いわゆる「おもてなし」の精神)に溢れてる病院だな~

と強く感じました。

 まず、入口を入ると建物自体が新しいこともあるかもしれませんが、

とても奇麗で天井まで吹き抜けになっており、

ゆったりとした空間だと感じました。

病院施設に入った瞬間に暗いイメージを受けることが

たまにあるのですが この病院からは全くそれを

 感じませんでした。

 次に受付で初診の人が問診票を書くのはどこでも当たり前のことなのですが、

 その際、受付番号札と病院のパンフレットを頂き、そのパンフレットには  

院長の治療に対する考え方が盛り込まれた挨拶文と病気に関する   

ちょっとした豆知識情報が書かれ、織り込まれたA4の用紙は、

病院内で開かれる健康セミナーの案内資料、そして最後は、

病院内のレストランで飲める健康茶の無料券付きこの時点で

かなりの利用者がこの病院に好印象を持つだろうな~と思いました。

 待合室に座っていると今度は施設のスタッフが

ピアノを弾き始めたのでこれまた驚き!

というか病院でピアノの生演奏を聴いたのは

初めてでしたので感動しました。

また引く曲が心が落ち着くような曲なんです! 

そして関係があまりないのに外来窓口にあえて入院患者用の昼食と夕食の

献立表が掲げてあり、昼食「豚の生姜焼き」、

夕食「魚の彩焼き」と書かれており、 この演出憎いな~。

この献立みたらきっと入院が必要な方は

「入院するならこの病院にしよう」と決めてしまうだろうなと思いました。

さりげなく施設の柱に目をやると利用者の病院の施設やサービスにに対する苦情、

要望の投書箱が設置してあったりと医療だけでなく、利用者を癒す為にできることを

やるといったスタンスがはっきり示されている病院だと感じました。

  この日より少し前に知り合いの社長さん何人かと居酒屋でお話をしていた時、

お金の勘定(どうやったら利益を確保するのか)ということも

もちろん大事だけど まずはどうやったらお客様に

感動を与えられるか?

そのことだけ考えてやることが大事だ、

お金は後から絶対についてくる!

と皆さんが口を揃えて言われたのを思い出し、正にこのことだ!と思いました。

  私はこの病院に行って、自分が病院に対して今まで持っている

サービスに対する期待値を良い意味で大きく裏切られましたし、

感動を受けましたのできっと何かあればその病院を

利用しようと思いますし、他の人もきっと同じように

思われる人が多いと思いますので利用者は

どんどん増えていくのではないかと思います。

 この病院を伺ったことで、自分自身が仕事を進めていく上でも

相談にきて頂いた方の期待を良い意味で裏切り、感動を与えるような

サービスを常に追求していきたいと改めて感じました。

たまには親孝行するもんです。

良い「気づき」が得られたので今日はとてもいい1日でした。