久しぶりに読んだ、「弱者の兵法」
手に取ってみました。
書籍は、
「弱者の兵法」~野村流必勝の人材育成論・組織論~
著者 野村 克也【楽天ゴールデンイーグルス監督時代の作品】
発行元 株式会社 アスペスト
なぜ、久しぶりにこの書籍を手に取ったかというと
実は、1ヶ月ほど前 大牟田にて野村克也氏の
講演会が開催せれ、友人の経営者と二人で話を
聞きにいき、とても感銘を受けたからです。
この本にも書いてあり、講演中にも野村氏から
頂いた言葉でとても印象に残っている言葉があります。
それは次の言葉。
「人間は無視、称賛、非難の段階で試される。」
一流の人間を育てる為の原理原則と述べられており、
まったく実力が伴なっていないにも関わらず、無視されて
ふて腐れているようではそもそも見込みがない。どうしたら
認められるか考えるところから人は成長を始めるので
まずは無視(・・といってもほんとに無視するのでなく、観察の意味)
次に可能性が見えてきたら、褒める。
そうすると今まで無視されて
きたのだから、喜び、今まで以上に頑張る。
ただ、ずっと褒めすぎると、満足→妥協→限定という
負のスパイラルに陥りかねない。
そこで今度は、「非難」。その程度ではだめだ。もっと
「中心的存在になってほしい。」「一流になってほしい。」
という思いから期待を込めてあえて非難する。
その真意を受け止め、「なんとか見返してやる。」という
気持ちからさらなる精進を重ね、その人間は一流の
人間になる。
野村氏の若かりし頃のプロ野球テスト入団から
一軍入り、三冠王獲得といった過程の中から
人を育てる極意として書かれてあります。
とっても共感できる、深い言葉だと感じています。
よく考えたら自分もサラリーマン時代褒めてもらったこと
なかったかも(^_^;)
怒られたことはしっかり記憶に残って
いるけど・・・(笑)
けど今考えると、その方がよかったと
とても感謝しています。
この本は、プロとは、一流の人間を育てるには?
リーダーに必要な条件は?
野村氏のプロ野球人生に裏打ちされた、
バイブル的な本です。
改めて読むと、すごい本だと気づく。
人を育てる役職の人、一流の人間を目指す人、
リーダーシップを求められる人に絶対お勧めの
本です。ぜひご一読を!!