支配人の大館君
ある会合で知り合った熊本の老舗キャバクラの
総支配人大舘君の話をしたいと思います。
総支配人を勤める大館君は、私より三つ年下ですが、
とても三つ下とは思えぬ落ち着きぶりと堂々した発言ぶりで
おもしろい人物だろうなと思い話を伺うと、やはり思ったとおりの
人物でした。2年前にお店に入り、、大舘君が支配人として
抜擢され、スタッフの管理を行うようになってから現在まで
右肩上がりに収益をあげ、現在も好調を維持しているそうです。
スタッフの女の子の離職率もかなり減ったとの話でした。
そんな大舘君に居酒屋でお店の女の子達をどうまとめ
あげているのか?そのポイントをズバリ聞いてみました。
(まとめるのが大変だということは容易に想像できましたので)
すると、大館君から「みんなにもてる(好かれる)ことじゃないですかね。」
の一言。う~ん、その発言を聞いて確かに大館君ルックスもいけてるし
そりゃもてるだろうと勝手に思ってしまいましたがそれだけではないことが
その後お店に遊びに行きよく分かりました。
お店に行き、大舘君を観察しているとまず、本人が意識しているかどうか
分かりませんが女の子一人一人のことを
よく褒める、(故意ではなく自然に本人の前で)
次に、看板の女の子が将来やりたい仕事をするのに何が必要か
アドバイスをもらえるようにお客様にお願いしたり、(お店の経営や
利益のことだけに固執していたらまずできない行動です。)
ついでに女の子達に大館君が席を外した時に、大館君について
感想をこっそり聞いてみました。女の子達によると「大舘さんは、
仕事のことは厳しい。近くにいると緊張することもある。
(男性女性に限らず厳しく接しているとは大館君本人も認めていました。)
けど仕事以外の生活のことや将来のことに相談にのってくれるんで
みんなに人気あるんですよ。」とのコメント。
楽しい場ではあったのですが女の子達の感想を聞いて、今までの自分が
部下や後輩に対してどう接してきたか考えさせられました。会社の利益の為、
サービスの為に指導したり、アドバイスしたりすることは当然なのですが
あくまで本人の成長の為に指導するという視点で話すとより部下も話を
素直に聞き入れるのではないかと思いました。
組織をまとめるには、いろいろな方法や考え方があり、人それぞれで
自由であり、これといった正解もないとは思うのですが、
身近な知人の一つの方法としてブログに掲載させて頂きました。