2009.08.02

「JCビジネススクールとリーダーの配慮」

「JCビジネススクールとリーダーの配慮」

昨日は、熊本青年会議所で私が所属する

研修委員会の事業 「JCビジネススクール」の

完結編となる第3回目の講義が行われました。

講師は知る人ぞ知る経営コンサルタント

ランチェスター経営の竹田 陽一先生。

 実は、僕はこの先生が書いた本を25歳のころ

読んでいて、おもしろくてあっという間に読んでしまった

記憶があります。いつかこんなにおもしろくて為になる本を

書く竹田先生に会ってみたい(福岡出身の先生でしたので)

と思っていたのでそれが偶然にも実現できたことは本当に

感激でした。(講義前に直接竹田先生とお話して本を出すには

どうすれば良いかお聞きしたことは一生忘れないと思います。)

講義の内容の中で僕が印象に残っているのは、戦略と戦術の違い

社長の仕事(何をなすべきか?)、

そして何といってもランチェスターの法則。

ランチェスターの法則は、統計ではっきり裏打ちされた、

こうすれば成功する、守らなければ失敗するといった

原理原則のようなもので、正直この法則を知ってるのと

知らないのでは、経営をするうえで天と地ぐらいの差が

あるのではないかと思いました。

多分知らないで誤ったやり方をしてしまったら最初から

取り返しがつかない程の・・・。それぐらい経営者が最初に

しっかり勉強しておかないといけない基礎知識だと思いました。

早いうちに勉強する機会を頂いて本当によかったと思いました。

(良く内容がわからないと思いますが、あえて詳しくは書きません。

読まれたことがない方は、ぜひ本屋に行かれて竹田先生の本を

購入されてください。たくさん著書があると思いますので・・・。

経営者はもちろん、企業全体のことを考えることができるビジネスマンに

なりたいという方にも絶対お勧めの本です。)

そして講義が無事終了して、竹田先生も交えて懇親会。

おいしいお鍋を食べた後、2件目で委員会のメンバーを中心に打ち上げに行きました。

最後の締めの挨拶で、常任理事のA先輩から挨拶がありました。

(熊本青年会議所は、本当によくできた団体で会社みたいな組織になっていて、

上から

理事長→会社でいう社長

幹事→会社でいう監査役

副理事長→会社でいう専務や常務

常任理事→会社でいう部長

委員長→会社でいう課長

となっていて会社でいえば、A先輩は部長ですね。(~_~;))

A先輩の挨拶では、課長にあたる委員長が作った議案の調整や

役員会議にあたる理事会での議案を通すための自分の努力や苦労

のことはほとんど話をせず、誰よりも企画や現場監督で

苦労していた課長にあたる委員長にねぎらいと感謝の言葉を

伝えられていたことがとても印象に残りました。

委員長が頑張ってる姿を僕も見ていたのでほんとによかったな。

一番苦労が報われる瞬間じゃないのかなと思いました。

これこそ「部下に功を取らせる」→「部下からの人望を集める。」

=リーダーに必要な配慮だと最後の締めの挨拶を聞きながら

1人で感心してしまいました。

熊本青年会議所は、本当に本では学べない人間の機微を

勉強できる良い学びの場だと思います。

因みに「機微」の意味を国語辞典で調べると「表面に現れない

ごくかすかな動きや気配」だそうです。

ふむふむ勉強になった。(^u^)