2つの創業に関する助成金・・たくさんの方に伝えたいこと 熊本 社会保険労務士

2つの創業に関する助成金・・たくさんの方に伝えたいこと 熊本 社会保険労務士

おはようございます。プロセスコアの山下です。

 

 

今回のメールマガジンのテーマは、創業や

支店開設の際によく利用される助成金がテーマです。

 

 

(な~んだ。自分は企業経営者じゃないし、起業

するつもりもないし、関係ないと思ったビジネ

スマンの方もいらっしゃるかもしれませんが

ぜひ目を通して頂きたい内容なので、お時間が

ある方はぜひお読みください。

 

以下より↓↓

 

 

助成金というのは、ご存知の方が多いと思うが、

企業の創業時や人の採用時等に一定の条件を

満たすと企業に対して国から助成されるお金の

ことだ。一番の特徴というか良い点は、融資と

違って返済が不要な点だ。

 

 

以前もこのメルマガで何回か紹介させて頂いた、

創業や設備投資、支店等の新規開設時に一定の

条件を満たした場合に支給される助成金、

地域再生中小企業創業助成金と地域雇用開発

助成金の2つの助成金を紹介したい。

 

 

地域雇用開発助成金は、失業者の多い地域で事業所を

設置したり、増設したり、設備投資し、それに伴い、

その地域に居住する失業者を雇用した場合に支給される助成金。

 

(概要は下記リンクをクリック)

↓↓

jyoseikingaiyou

(熊本県で失業者の多い地域に指定されているのは・・

下記リンクより確認できます。)

↓↓

shiteitiiki

 

●地方再生中小企業創業助成金は、地域再生事業

(国が定める、雇用失業情勢の改善の動きが弱い

地域において地域再生のための雇用創出効果が

高い重点産業分野に該当する事業

(熊本県の場合、食料品製造業、飲食料品

小売業、社会保険、社会福祉、介護事業)を行う

法人を設立又は個人事業を開業し、就職を

希望する者(65歳未満)を雇用保険の一般被保険者

として2人以上雇用した場合に、新規の創業に係る

経費及び労働者の雇入れについて助成されるもの。

 

概要は下記をクリック。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/b02-6.html

 

 

なぜこの2つの助成金をとりあげるかというと、

ここ1ヶ月で4,5件程問合せを頂いたが、その中で

もう少し相談が遅ければもらえなくなっていたかも

・・という、ちょっとヒヤヒヤしたケースが

あったからだ。

 

 

どういうことかというと、創業時の助成金は、

ほとんど事前に所定の計画書を、申請窓口の公的

機関に提出しておかなければならない。期限は

助成金の種類にもよるが、上記2つの助成金で

あれば、前者が土地や建物の工事の契約や備品

設備関係の購入前であったり、後者は法人や

個人事業の開業してから半年以内である。

 

 

その期限を守らなければ、助成金を受給する

為のその他の条件を満たしていてももらえなく

なる。

 

 

上記の2つの助成金は、ケースにも

よるが、百万単位から千万単位の金額が支給

される。額も決して少なくない。

 

 

絶対に条件を満たす方は利用された方がいい。

そして少しでも広告だったり、設備投資だったり、

融資の返済にあてて心に余裕をもたせて欲しい。

 

 

創業間もない時期。キャッシュがとても必要な

時期だと思う。通帳の預金残高を見てはため息を

吐いたり、胃が痛くなったり、そんな経験を

されてきた経営者の方も多いのではないだろうか?

(余程資金が豊富でない限り、創業1年目の

100万円と創業10年目の100万円とでは

価値が、重みが違うと思う。)

 

 

なので改めてお伝えしたい。(というかもっと

メルマガやセミナーとかで外部に発信していか

ないといけないと自分自身反省しているのだが・・)

 

 

別に企業の経営に携われている方だけではなく、

起業にあたっては、たくさんの取引業者の

方が創業される方の周りを囲み、支援をすること

になるのでこのメルマガを読んでいる

すべての方にお願いしたいことなのだが

 

 

 

もし、身近に起業を考えられている方がいれば

その人に、頭の中での構想段階でいいので、

専門家にとにかく相談してみるよう勧めてほしい。

(できればプロセスコアに相談してもらいたい・・

が、制度に詳しい、税理士事務所さんや経営コンサル

タントの方に相談するのもありだと思う。制度の

内容をよく把握されている方で、その上で親身に

なって相談にのってくれる人であれば間違いない。

 

 

そして「何か(利用できる助成金)ないですか?」

の一言を投げかけて欲しい。

 

 

その一言が「もう少し早ければもらえたのに・・」

という残念な結果を防ぐことになる。

 

 

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最後に、今回このテーマを取り上げた理由は実は

もう一つあります。

 

 

先週、助成金の窓口となる、熊本労働局に足を運んだ

際に、担当官の方から話を伺ったのですが、地域

雇用開発助成金の指定地域となっている、山鹿・菊池

地域と阿蘇地域は、来年の4月末で一旦指定地域と

して解除されます。失業率の改善が進んでいなければ

そのまま5月以降も指定地域として延長される可能性

が高いのですが失業率が改善されているので更新され

ない可能性もあるそうです。

 

 

もし、申請を検討されている企業の方がいれば、来年の

4月末までに計画届と1回目の完了届の提出を終えて

おく必要がありますのでご注意を。