労務News topics

直近1ヶ月から2ヶ月の労働行政の動きや新聞記事をまとめたものです。
今後の人事・労務関連の次の一手を打つための情報として、是非ご一読下さい

== 最近の動き(Topics)===========

1.25年度 中小企業の半数が賃上げ予定 日本商工会議所調査(12/30)
2.イデコ拡充 加入可能年齢等引上げ(12/27)
3.東京都 カスハラ条例の指針を公表(12/26)
4.公益通報制度見直し 企業に刑事罰方針(12/25)
5.イデコ、企業型DCの一時金 受取時の課税強化(12/25)

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1.25年度 中小企業の半数が賃上げ予定 日本商工会議所調査(12/30)

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日本商工会議所の調査(12月12日~18日に実施、全国1,932社が回答)によれば、2025年度に賃上げを予定している企業は計48.5%だった。「現時点では未定」は26.1%で、「賃上げは行わない予定」は25.3%。業績の改善を伴わない「防衛的な賃上げ」は7割弱を占めた。また、賃上げ予定企業の25年度の賞与を含む給与総額の引上げ率は「3%以上」が計48.3%だった。

2.イデコ拡充 加入可能年齢等引上げ(12/27)

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厚労省は26日、私的年金の拡充策をまとめた。イデコについて、加入可能年齢の上限の引上げ(65歳未満から70歳未満へ)、拠出限度額(月額)の引上げに加え、加入要件も緩和し、以前からイデコ等に加入している場合、60歳以上で保険料納付期間を満了した場合でもイデコに加入できるようにする。2025年の通常国会に関連法案を提出する。

3.東京都 カスハラ条例の指針を公表(12/26)

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東京都は25日、カスタマーハラスメント(カスハラ)防止条例に基づく新たな指針を公表した。カスハラ行為の具体例や企業側対応のポイント等を示し、2025年4月から施行される条例の実効性を高めるねらい。

4.公益通報制度見直し 企業に刑事罰方針(12/25)

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24日、消費者庁の有識者検討会が公益通報制度見直しに向けた報告書をまとめた。事業者が公益通報を理由に通報者に解雇や懲戒処分をした場合に刑事罰を科すこと、通報者が不利益取扱いについて民事裁判を起こした場合の立証責任を通報者から事業者側に転換すること、指針で禁止されている「通報者捜し」を新たに法律で禁止することなどが盛り込まれた。今後、罰則の程度を詰め、通常国会に改正案を提出する方針。配置転換や嫌がらせは罰則の対象外とされ、今後の検討課題とされた。

5.イデコ、企業型DCの一時金 受取時の課税強化(12/25)

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自民・公明両党が20日にまとめた2025年度の税制改正大綱に、イデコや企業型DCの一時金を退職金よりも先に受け取る場合の控除を縮小する期間を、5年未満から10年未満へと拡大することが盛り込まれた。受取り時期の違い等で生じる差を是正する。2026年1月の一時金受取りから適用される。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.働く高齢者の年金控除見直しへ(12/6)
2.厚生年金保険料肩代わり 「156万円未満」までを対象へ(12/6)
3.公益通報者への不利益処分 企業に立証責任を検討(12/5)
4.8年ぶりに雇用保険料率が引下げへ(12/4)
5.学生アルバイト「103万円の壁」引上げへ(12/2)
6.公的年金支給額 3年連続引上げ改定 民間試算(12/1)

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1.働く高齢者の年金控除見直しへ(12/6)

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政府・与党は、年金と給与の両方を受け取る高齢者の税負担を見直す調整に入った。
給与所得控除と公的年金等控除の2つが収入から差し引かれていることから、両方を受け取っている場合の控除額に上限を設ける方向で検討を進める。働く高齢者と現役世代や年金収入のみの高齢者との間で生じている不公平の是正につながる。
また、見直しを進めている在職老齢年金制度の収入基準が引き上げられると、給与のみを受け取る人との税負担の差は広がることから、同制度とのバランスも考慮して是正の仕組みを取り入れる。

2.厚生年金保険料肩代わり 「156万円未満」までを対象へ(12/6)

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厚生労働省は、短時間労働者の厚生年金保険料を労使合意により会社が多く負担できる特例制度について、対象を月収8.8万円以上13万円未満(年収換算106万円以上156万円未満)とし、2026年4月から導入する検討に入った。年収要件は2026年10月に撤廃し、企業規模要件は2027年10月に撤廃する案となっている。企業への負担軽減措置の検討も含め、10日の社会保障審議会年金部会に案を提示する。

3.公益通報者への不利益処分 企業に立証責任を検討(12/5)

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消費者庁の有識者検討会は4日、公益通報者保護制度の見直しに関する論点を整理
した。
(1)解雇や懲戒処分といった不利益な取扱いを受けた内部通報者が訴訟を起こした際、通報と処分の因果関係についての立証責任を事業者側に負わせることや、
(2)不利益処分をした個人や事業者に対して刑事罰を導入する案などが示された。
年内にも報告書をとりまとめる方針。

4.8年ぶりに雇用保険料率が引下げへ(12/4)

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厚生労働省は、2025年度の雇用保険料率を、8年ぶりに引き下げる方針。失業等給付の料率を下げる。近く労働政策審議会雇用保険部会に具体的な下げ幅を示す。
既に試算結果は示されており、反対意見は出ていない。

5.学生アルバイト「103万円の壁」引上げへ(12/2)

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政府・与党は、19歳から22歳の子を扶養する親の税負担が軽くなる「特定扶養控除」について、子の年収を103万円までとする条件を緩和する方針。「配偶者特別控除」が満額適用される年収150万円を念頭に検討する見通し。

6.公的年金支給額 3年連続引上げ改定 民間試算(12/1)

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2025年度の公的年金は3年連続で引上げ改定となり、マクロ経済スライドが発動される結果、改定率は1.9%増になるとの民間の試算結果が示された。名目手取り賃金変動率を2.2%、マクロ経済スライドによる調整率を0.3%と設定した。厚生労働省は、2025年1月に25年度の年金改定額を発表する。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.平均賃上げ率4.1%で過去最高(10/29)
2.技能実習生の来日が減少(10/19)
3.「就活セクハラ」防止へ法改正に大筋合意(10/22)
4.公取委フリーランス実態調査 「買いたたき」経験約7割(10/19)

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1.平均賃上げ率4.1%で過去最高(10/29)

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厚生労働省は28日、賃上げに関する実態調査(従業員100人以上企業1,783社が回答)
の結果を公表した。1人当たりの平均賃金引上げ率は4.1%で、引上げ額は11,961円だった。また、賃金を引き上げた・引き上げると回答した企業は91.2%と、比較可能な1999年以降で最高となった。一方、ベアを実施した企業は従業員5,000人以上の企業で78.5%、100人から299人の企業で47.2%と、企業規模による開きがみられた

2.技能実習生の来日が減少(10/19)

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出入国管理庁が18日に公表した2024年上半期の出入国者数等によると、6月末時点での在留外国人は359万人と、過去最高を記録した。このうち技能実習は7万7,000人で前年同期比12.7%減。一方、特定技能は2万9,000人(同52.8%増)、高度人材向け「技術・人文知識・国際業務」は2万5,000人(同20.1%増)増と、特定技能に移行する動きが見られた。また、技能実習生の最大の送り出し国であるベトナムからの入国者数が前年同期比2割減となったことも影響している。

3.「就活セクハラ」防止へ法改正に大筋合意(10/22)

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21日、厚労省の審議会において、企業の就職活動中の学生に対するセクハラ対策の義務化について労使が大筋合意した。年内に結論を出し、2025年通常国会への関連法案提出を目指す。案では、面接やインターンシップの際のルールを定めておくことや相談窓口の設置といった対策を課すなどが示された。

4.公取委フリーランス実態調査 「買いたたき」経験約7割(10/19)

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公正取引委員会が18日、フリーランスの取引トラブルに関する実態調査結果(5~6月に実施)を公表した。「買いたたき行為」を受けた割合は全体で67.1%、このうち教育、学習支援業、学術研究、専門・技術サービス業、情報通信業の回答に多かった。その他の問題行為では、「契約時の報酬からの減額」が28.1%、「60日以内の報酬の未払い」が28.1%だった。公取委はフリーランス保護法の11月施行を控え、問題のある業界に是正を働きかける。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.最低賃金 全国平均1,055円に(8/30)
2.政府 「ジョブ型人事指針」公表(8/29)
3.24年版厚生労働白書 健康リスクに「ストレス」が20年で3倍(8/27)
4.教員の処遇改善 来年度予算概算要求に関連経費(8/23)
5.障害年金 未納者向け特例措置延長へ(8/16)
6.出産費用への保険適用 一時金の支給も一部存続する方向(8/7)
7.給与のデジタル払い 初の資金移動業者指定(8/10)

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1.最低賃金 全国平均1,055円に(8/30)

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29日、全都道府県の今年度の最低賃金が出そろった。全国平均は過去最高の1,055円で昨年度比51円増となった。10月以降順次適用される。最高額は東京の1,163円、最低額は秋田県の951円、引上げ額の最高額は徳島県の84円。国が示した引上げの目安額50円
を27県で上回り、1,000円超えの都道府県が16都道府県と倍増したが、人手不足を背景に市場の時給水準は最低賃金を上回って推移している。

2.政府 「ジョブ型人事指針」公表(8/29)

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政府は29日、「ジョブ型人事指針」を公表した。富士通や日立製作所など、すでにジョブ型人事を導入している20社の事例をまとめたもので、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2024 年改訂版」(6月21日閣議決定)にて、策定する旨を定めていた。9月には首相や導入企業トップらが参加する「ジョブ型人事推進会議」が開催される予定。

3.24年版厚生労働白書 健康リスクに「ストレス」が20年で3倍(8/27)

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厚生労働省は27日、2024年版の厚生労働白書を公表した。初めて「こころの健康」を特集し、健康状態にとって最大のリスクを「ストレス」と答えた人の割合が15.6%と、20年間で3倍に増えたことが示された。こころの不調を学校や職場に相談すると「思う」との回答は8.0%にとどまった。精神障害による労災認定数は22年度に710件と過去最多となり、白書では「こころの不調」について対策の必要性を強調した。

4.教員の処遇改善 来年度予算概算要求に関連経費(8/23)

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文科省は21日、公立学校教員の処遇改善案を示した。教員の「残業代」に該当する「教職調整額」を引き上げる方針で、2025年度予算の概算要求に関連経費を盛り込み、来年通常国会に関連法案を提出する方針。あわせて私立学校を運営する学校法人への補助金を増額する方針で、2025年度予算の概算要求において、今年度予算額から3%増の868億円(2012年度以降最大の上げ幅)を盛り込む。

5.障害年金 未納者向け特例措置延長へ(8/16)

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厚労省は、1985年から導入されている障害年金の特例措置について、10年間の延長を2025年の年金制度改革に盛り込むする方針を固めた。同措置は、障害の原因となった病気等に係る初診の月の前々月までの1年間で年金保険料の未納がなければ、過去に長期滞納があった場合でも受給できるというもので、現行の期限は2026年3月末までとなっている。

6.出産費用への保険適用 一時金の支給も一部存続する方向(8/7)

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政府は、出産費用への公的医療保険の適用について、医療機関の診療報酬を原則「50万円以内」とし、妊婦の自己負担をゼロとしたうえで、50万円から出産費用を差し引いた額を、一時金として支給する方向で検討に入った。現行の出産一時金は50万円を下回れば妊婦の手元に差額が残る仕組みとなっており、制度変更の前後で不公平感が出ないようにする。2026年度の適用を念頭に、来春をめどにまとめる予定。

7.給与のデジタル払い 初の資金移動業者指定(8/10)

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厚生労働省は9日、給与の電子マネーでの支払いに係る資金移動業者としてPayPay(ペイペイ)を指定したことを公表した。昨年4月の解禁以降、初めての指定となる。厚生労働省では4社から指定申請を受けており、ほか3社の審査は継続する。
ペイペイはデジタル払いに関する新サービスを年内にも開始予定。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.宿直中の休憩を労働時間と判断 未払い額最大86億円(8/9)
2.後期高齢者医療の現役世代負担 2年連続で過去最大(8/9)
3.実質賃金 27カ月ぶりのプラス(8/7)
4.最低賃金50円引上げ 全国平均1,054円に(7/25)
5.「えるぼし」 中小企業の認定が5年で6倍(7/25)
6.カスハラによる自殺 労災認定(7/23)
7.カスハラ対策の法制化を提言(7/20)
8.女性管理職比率の公表義務 非上場企業にも拡大(7/19)

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1.宿直中の休憩を労働時間と判断 未払い額最大86億円(8/9)

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8日、東京メトロを運営する東京地下鉄は、24時間拘束される全泊勤務の社員の休憩時間が労働時間に当たるとして割増賃金を支払うよう2日付けで是正勧告を受けた、と発表した。対象者は約1,800人、未払い分として3年間で最大で86億円を支払う見通し。
同社では全泊勤務中に全員が同じ時間帯に休憩を取っており、実際に緊急対応を行った社員に代わりの休憩時間を設けたり残業手当を支払ったりしていたが、管轄の足立労働基準監督署は、社員からの申告で1月頃から調査の上「労働から完全に解放されておらず労働時間に該当する」と判断した。

2.後期高齢者医療の現役世代負担 2年連続で過去最大(8/9)

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8日、厚生労働省は後期高齢者医療制度の2022年度の財政状況を公表した。全体の支出は前年度から3%増加し17兆724億円と過去最大となった。このうち、保険給付費は4%増の16兆4,749億円。全体の収入は2%増の17兆4,629億円で、このうち現役世代が支払う交付金は前年度から3%増の6兆6,989億円と、2年連続で過去最大を更新した。

3.実質賃金 27カ月ぶりのプラス(8/7)

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厚生労働省が6日に6月の毎月勤労統計調査(速報)を発表し、実質賃金が前年同月より1.1%増と27カ月ぶりのプラスとなった。現金給与総額のうち、所定内給与は2.3%増となった一方、賞与を含む「特別に支払われた給与」は7.6%増となったため、賞与を6月に支払った企業が多いことがプラス転換の主な要因で、増加は一時的との見方もある。

4.最低賃金50円引上げ 全国平均1,054円に(7/25)

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厚生労働相の諮問機関である中央最低賃金審議会は24日、2024年度の最低賃金の目安を全国平均で1,054円(現在は1,004円)とする決定をした。上げ幅は過去最大で、都道府県の経済実態に応じた3つのグループのいずれの目安も50円とされ、地域間格差は比率の面で縮小する。各都道府県の審議会は目安額を基に実額を最終決定する。適用は10月中となる見通し。

5.「えるぼし」 中小企業の認定が5年で6倍(7/25)

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女性活躍の推進に取り組む企業として、厚生労働省から認定を受ける「えるぼし」について、取得企業が増えている。特に認定段階3が顕著で、従業員数300人以下の中小企業で5年前の6倍に当たる945社となり、初めて301人以上の企業の915社を上回った(2024年3月末時点)。

6.カスハラによる自殺 労災認定(7/23)

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住宅メーカーで営業を担当していた男性の自殺について、柏労働基準監督署がカスハラによる精神疾患が原因だったとして昨年10月に労災認定をしていたことがわかった。昨年9月の労災認定基準改正で、カスハラは被害類型に加えられていた。
男性の両親の代理人弁護士は、顧客との通話の記録が認定の決め手の1つになったとする。会社は、再発防止のためカスハラ専用相談窓口を設置したとしている。

7.カスハラ対策の法制化を提言(7/20)

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厚生労働省の雇用の分野における女性活躍推進に関する検討会は、7月19日にまとめた報告書案の中で、カスハラの定義を明確化し、企業に対策の実施を義務付ける法制化が必要と明記した。この秋以降に開催する労働政策審議会で議論し、2025年通常国会への関連法案提出を目指す。

8.女性管理職比率の公表義務 非上場企業にも拡大(7/19)

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厚生労働省が女性管理職の比率の公表義務を非上場企業にも拡大する方針であることが、女性活躍推進法の改正などを議論する同省の有識者検討会が19日にまとめた報告書案で明らかになった。対象企業の規模などは、さらに議論する。また、従業員全体の男女間の賃金差の報告義務を現在の301人以上から101人以上の企業にも広げるとしている。今後、労働政策審議会で議論のうえ、来年の通常国会にも改正案を提出する。

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== 最近の動き(Topics)===========

1.個人情報漏洩時の報告期限「30日以内」へ延長方針(6/28)
2.家事使用人の労基法適用に向け調整(6/28)
3.女性の管理職比率 301人以上の企業に公表義務化で調整(6/28)
4.厚生年金 規模要件を撤廃(6/26)
5.骨太の方針2024を閣議決定(6/21)
6.技能実習生も「訪問介護」従事可能に(6/20)
7.企業による技能実習生の来日費用負担へ指針(6/20)

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1.個人情報漏洩時の報告期限「30日以内」へ延長方針(6/28)

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個人情報保護委員会は27日、個人情報保護法改正に向けた中間整理案を公表した。現状3~5日以内となっている個人情報漏洩時の同委員会への報告期限を、原則30日以内(不正アクセスの場合は60日以内)へ延ばす方針を示した。本人への通知や原因究明が適切にできると、第三者機関から認定されていることが条件となる。一方、規制強化に関する内容としては、本人の求めにより、生体データ等は原則、使用停止や削除に応じなければならないなどが盛り込まれた。課徴金等の導入は引き続き検討事項とされ、年末までに最終案が取りまとめられる予定。

2.家事使用人の労基法適用に向け調整(6/28)

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厚労省は、家事使用人を労働者として保護するため、労基法を改正する調整に入った。労働条件が不明確で労災の対象外であるといった問題の是正を図る。27日に開催された労働基準関係法制研究会では、適用する方向で具体的施策を検討すべきとする案が示された。

3.女性の管理職比率 301人以上の企業に公表義務化で調整(6/28)

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厚生労働省は女性の管理職比率の公表を企業に義務付ける調整に入った。上場・非上場問わず従業員301人以上の企業(1万8,000社程度)を対象にする方針で、厚労省の有識者検討会が7月にもまとめる報告書に方向性を明記し、今夏以降労働政策審議会での議論を経て、早ければ2025年の通常国会に女性活躍推進法の改正案を提出する方針。

4.厚生年金 規模要件を撤廃(6/26)

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厚生労働省は、厚生年金に加入する際の企業規模要件を撤廃する方針を固めた。従業員5人以上の個人事業所の非適用業種も解消し厚生年金を適用する方向で、新たに約130万人が加入対象となる。撤廃により企業側に発生する保険料や事務負担に関する支援策は今後検討し、2025年の通常国会に関連法案を提出する。

5.骨太の方針2024を閣議決定(6/21)

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政府は21日、「経済財政運営と改革の基本方針2024(骨太の方針)」を閣議決定した。デフレ完全脱却の実現に向けて、物価上昇を上回る賃上げを定着させ所得と生産性の向上と持続可能な社会への転換を目指す、とした。賃上げの具体策として、価格転嫁のさらなる徹底や人手不足業種における自動化技術の利用拡大、リスキリングの強化やジョブ型人事(職務給)の導入などを挙げている。

6.技能実習生も「訪問介護」従事可能に(6/20)

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厚労省は19日、訪問介護サービス分野での外国人労働者の従事制限緩和に関する案をまとめた。早ければ2025年からの実施をめざす。現在、訪問介護サービスに従事できる外国人は在留資格「介護」と「EPA介護福祉士」に限られているところ、初任者研修を修了した技能実習生や特定技能の人なども従事できるようにする。
対象拡大にあたり、事業者には、利用者等への丁寧な説明やトラブル対応のための環境整備等の遵守事項を適切に履行できる体制・計画等を有することが求められる。

7.企業による技能実習生の来日費用負担へ指針(6/20)

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JICAは近く、ベトナム政府、ILOなどと協力し、採用過程を見直して国際的な人材獲得につなげる新たな枠組みの構築で合意する。技能実習生の来日費用の5割超を採用企業が負担すること等を求める指針を策定し、順守する両国企業による人材仲介網をつくる。本人の費用負担が重過ぎないことを就労の条件にする新制度「育成就労」に先行した取組みとなっていて、今秋の実施を目指す。

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== 最近の動き(Topics)===========

1.改正育児・介護休業法が公布(5/31)
2.厚生年金 企業規模要件を撤廃へ(5/29)
3.大卒就職率 過去最高の98.1%(5/24)
4.「育成就労」法案が衆院通過(5/22)
5.所得税の定額減税、給与明細への明記を義務化(5/22)
6.事業主行動計画の項目に生理・更年期、不妊治療への配慮追加へ(5/21)
7.フリーランス新法 11月1日施行(5/21)

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1.改正育児・介護休業法が公布(5/31)

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31日、改正育児・介護休業法が公布された。これまで支援の中心は「3歳に満たない」子を養育する労働者だったが、「小学校就学の始期に達するまで」に拡充され、子を育てながら柔軟に働けるような制度の導入が企業に義務付けられる。
さらに、男性の育児休業取得率の公表を求められる企業が1,000人超から300人超へと拡大される。

2.厚生年金 企業規模要件を撤廃へ(5/29)

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厚生労働省は、短時間労働者の厚生年金加入をめぐる企業規模要件について、撤廃する方針を固めた。試算によると、新たに130万人が適用対象者に加わる。また、従業員5人以上の個人事業所の非適用業種も原則撤廃し、飲食業や宿泊業なども対象とする見通し。6月にまとめる骨太の方針に盛り込考え。

3.大卒就職率 過去最高の98.1%(5/24)

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厚生労働省と文部科学省の24日の発表によると、今春卒業した大学生の就職率(4月1日時点)は98.1%で、1997年卒からの調査開始以降、過去最高となった。一方、今春卒業した高校生の就職率(3月末時点)は98.0%で、昨年から横ばいとなった。

4.「育成就労」法案が衆院通過(5/22)

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「育成就労」制度を創設する出入国管理・難民認
定法等の改正案が、21日、参院本会議で可決された。今国会での成立が濃厚で、政府は2027年度までの新制度施行を目指す。
育成就労で1~2年就労後は同業種での転籍を可能とし、監理団体への外部監査人の設置を義務付ける。税や社会保険料を故意に納めなかったり一定の罪を犯したりした永住者の永住許可を取り消せる規定なども盛り込まれている。

5.所得税の定額減税、給与明細への明記を義務化(5/22)

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政府は、6月から実施する定額減税について、所得税の減税額を給与明細に明記するよう企業に義務付ける。3月に改正した関連省令が6月1日に施行されることによるもの。国民に減税の効果を実感させる狙い。

6.事業主行動計画の項目に生理・更年期、不妊治療への配慮追加へ(5/21)

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厚生労働省は、女性活躍法に基づく行動計画の項目に、新たに、生理や更年期症状、不妊治療、女性特有の疾患に配慮した取組みを追加する方針で、女性活躍推進法の改正も視野に検討する。生理休暇の名称変更など、休暇が取得しやすい環境作りを求める。

7.フリーランス新法 11月1日施行(5/21)

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「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス・事業者間取引適正化等法)が、11月1日に施行されることとなった。20日の厚生労働省の検討会では就業環境の整備に関する具体的な内容を定めるための報告書がまとめられ、発注者に出産・育児や介護との両立への配慮を義務付ける業務委託期間を「6カ月以上」とすることが決まった。同日公表された報告書をもとに、政省令の公布の準備を進める。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.介護保険料が月6,225円に上昇(5/14)
2.総合職のみの社宅家賃補助は「間接差別(5/14)
3.カスハラ対策義務化を検討へ(5/12)
4.実質賃金 過去最長24カ月連続で減少(5/9)
5.育児・介護休業法改正案 衆院通過(5/7)
6.スマホにマイナンバーカードの全機能を搭載(5/7)
7.最高裁初判断「職種限定合意あれば同意のない配転命令は違法」(4/27)

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1.介護保険料が月6,225円に上昇(5/14)

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厚生労働省は14日、65歳以上の高齢者が支払う介護保険料が、4月から全国平均で月6,225円になったと発表した。改定前の6,014円から211円上がり、介護保険制度が始まった2000年度(2,911円)の2.14倍となった。介護を必要とする高齢者の増加や介護報酬の引上げなどにより保険料の上昇が続いており、自治体全体の45.3%が保険料を引き上げ、17.5%は引き下げた。

2.総合職のみの社宅家賃補助は「間接差別(5/14)

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ほぼ全員を男性が占める総合職のみに、社宅として借りる賃貸住宅の家賃を補助する制度の利用を認めるのは男女差別だとして、ガラス大手AGCの子会社の一般職の女性が損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は13日、子会社に約378万円の支払いを命じた。
性別によって取扱いに差を設ける直接的な男女差別には当たらないとしつつ、事実上男性にのみ適用される福利厚生が男女雇用機会均等法が禁じる「間接差別」に該当すると判断した。原告側や専門家は、間接差別を認定した判決は初めてとしている。

3.カスハラ対策義務化を検討へ(5/12)

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厚生労働省は、労働施策総合推進法を改正し、企業にカスタマーハラスメント
防止策を義務付ける検討に入った。対応マニュアルの策定や相談窓口の設置など、従業員を保護するための対策が想定される。自民党のプロジェクトチームも13日に提言案をまとめており、政府が6月にも取りまとめる「骨太の方針」に対策の方向性が盛り込まれ、労働政策審議会でカスハラの定義など慎重に議論される見通し。

4.実質賃金 過去最長24カ月連続で減少(5/9)

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厚生労働省が9日発表した2024年3月の毎月勤労統計調査(速報)によると、実質賃金が前年同月比2.5%減で、過去最長の24カ月連続の減少となった。名目賃金は同0.6%増だったが、賃金の伸びが物価の上昇に追いついていない状況が続いている。

5.育児・介護休業法改正案 衆院通過(5/7)

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育児・介護休業法などの改正案が、7日の衆院本会議で全会一致により可決され、衆院を通過した。子どもが3歳から小学校に入学する前まではテレワークや短時間勤務など、従業員が複数の働き方を選べる制度の導入を企業に義務づけるほか、介護期間中はテレワークの導入を企業の努力義務とするなどが盛り込まれている。
次世代育成支援対策推進法では、100人超企業に男性育休の数値目標設定、公表を義務づける。

6.スマホにマイナンバーカードの全機能を搭載(5/7)

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マイナ保険証をはじめとするマイナンバーカードのすべての機能をスマートフォンに搭載できるようにするマイナンバー法などの改正案が、7日の衆院本会議で可決され、通過した。案には、券面の記載事項から性別を削除する規定など、2026年度に導入する新様式のマイナンバーカードに関する事項も盛り込まれている。

7.最高裁初判断「職種限定合意あれば同意のない配転命令は違法」(4/27)

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滋賀県の社会福祉協議会で福祉用具の製作などを行う技術職として働いていた男性に対して事前の打診なく行われた総務課への配置転換命令の適法性が争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷は、職種限定の合意があれば「個別的同意なしに当該合意に反する配置転換を命ずる権限を有しない」とする初判断を示した。
その上で、配転の必要性などを踏まえ適法とした2審判決を破棄し、審理を大阪高裁に差し戻した。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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直近1ヶ月から2ヶ月の労働行政の動きや新聞記事をまとめたものです。
今後の人事・労務関連の次の一手を打つための情報として、是非ご一読下さい

== 最近の動き(Topics)===========

1.企業の障害者雇用100万人突破(3/29)
2.フリーランスの育児介護配慮「6カ月以上」の委託で義務化(3/29)
3.「特定技能」受入れ拡大へ(3/19)
4.訪問介護「特定技能」も可能に(3/23)
5.社員の健康増進を図る中小向け補助金創設(3/22)
6.企業向け外国人雇用責任者育成研修開始(3/19)
7.「育成就労」創設を盛り込んだ改正法案が国会提出(3/16)
8.大卒内定率が91.6%に(3/16)
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1.企業の障害者雇用100万人突破(3/29)

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2023年に全国の民間企業で雇われた障害者は110.7万人(18年の前回調査から25.6万人増)となったことがわかった(「障害者雇用実態調査」27日厚生労働省発表)。内訳は身体障害52.6万人、知的障害27.5万人、精神障害21.5万人、発達障害9.1万人で、いずれも増加。正社員の割合は身体障害で約6割、その他は2~3割台。平均賃金は身体障害で23.5万円、その他は13万~14.9万円。

2.フリーランスの育児介護配慮「6カ月以上」の委託で義務化(3/29)

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厚生労働省は、フリーランス新法(11月頃施行予定)で義務付ける委託元企業による就業環境の整備等に関する骨子案を28日の検討会で示し、了承された。フリーランスで働く人を保護するため、出産・育児や介護と仕事が両立できるような必要な配慮を義務付ける業務委託の期間は「6カ月以上」とし、6カ月未満は、努力義務とする。
一方、取引適正化に関する業務内容等の書面による明示や不当な報酬減額等を禁止する期間は「1カ月以上」とされた。

3.「特定技能」受入れ拡大へ(3/19)

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政府は18日、国内の労働力不足を補うためとして、今後5年間の在留資格「特定技能」の受入れ見込み数の枠を82万人とする方針を自民党に示した。枠は5年ごとに設定することとされており、2019年には34万5,150人と設定していたが、新型コロナの水際対策などで受入れが想定を下回り、昨年末時点の在留者数は20万8,462人。

4.訪問介護「特定技能」も可能に(3/23)

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現在、「介護」の在留資格者と「EPA介護福祉士」に限っている外国人の訪問介護への従事について、制限を緩和する案を厚生労働省が22日の検討会で示し、了承された。
介護職員初任者研修の修了等を要件として、施設介護従事者と同様の「EPA介護福祉候補者」、「技能実習」、「特定技能」まで拡大する。2025年度の実施をめざす。

5.社員の健康増進を図る中小向け補助金創設(3/22)

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厚生労働省は2024年度、社員の健康増進を促す中小企業に対して補助金を出す。
理学療法士ら専門家による体力チェックや運動を実施するなどした場合に、費用の4分の3を給付(上限100万円)するもので、対象となる労働者の年齢は問わない。
5月にも実施計画の受付を開始し、審査を経て補助を決定する。

6.企業向け外国人雇用責任者育成研修開始(3/19)

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厚生労働省は、3月下旬から外国人を雇用する企業の労務担当者向けに、1回3時間半で在留管理制度や労働関係法令、コミュニケーション方法などを学ぶ研修を始める。
指針で雇用労務責任者の選任を求めているが選任していない企業が多いとみられ、関連法令の理解不足や言葉の壁を要因とした労使トラブルや違法行為が目立つため、研修を通じて底上げを図り、雇用労務責任者の選任を促す。

7.「育成就労」創設を盛り込んだ改正法案が国会提出(3/16)

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外国人技能実習制度を廃止し、「育成就労」制度を創設することを柱とする入国管理・難民認定法などの改正案が、15日に閣議決定、衆議院に提出された。新制度では、1~2年働けば本人の意向で同じ業種での転籍が可能となる。受入れ企業には「育成就労計画」の作成を求め、監理団体には外部監査人の設置を義務付ける。今国会で成立すれば、2027年までに運用が始まる見通しで、経過措置として新制度開始前に来日した技能実習生は所定の期間を終えるまで在留を認める。

8.大卒内定率が91.6%に(3/16)

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文部科学省・厚生労働省による15日の発表によると、今春の大卒予定者の就職内定率は91.6%(2月1日時点。前年同期比0.7ポイント上昇)で、1996年度の調査開始以来3番目に高い水準となった。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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