労務News topics

直近1ヶ月から2ヶ月の労働行政の動きや新聞記事をまとめたものです。
今後の人事・労務関連の次の一手を打つための情報として、是非ご一読下さい

== 最近の動き(Topics)===========

1.企業の障害者雇用100万人突破(3/29)
2.フリーランスの育児介護配慮「6カ月以上」の委託で義務化(3/29)
3.「特定技能」受入れ拡大へ(3/19)
4.訪問介護「特定技能」も可能に(3/23)
5.社員の健康増進を図る中小向け補助金創設(3/22)
6.企業向け外国人雇用責任者育成研修開始(3/19)
7.「育成就労」創設を盛り込んだ改正法案が国会提出(3/16)
8.大卒内定率が91.6%に(3/16)
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1.企業の障害者雇用100万人突破(3/29)

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2023年に全国の民間企業で雇われた障害者は110.7万人(18年の前回調査から25.6万人増)となったことがわかった(「障害者雇用実態調査」27日厚生労働省発表)。内訳は身体障害52.6万人、知的障害27.5万人、精神障害21.5万人、発達障害9.1万人で、いずれも増加。正社員の割合は身体障害で約6割、その他は2~3割台。平均賃金は身体障害で23.5万円、その他は13万~14.9万円。

2.フリーランスの育児介護配慮「6カ月以上」の委託で義務化(3/29)

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厚生労働省は、フリーランス新法(11月頃施行予定)で義務付ける委託元企業による就業環境の整備等に関する骨子案を28日の検討会で示し、了承された。フリーランスで働く人を保護するため、出産・育児や介護と仕事が両立できるような必要な配慮を義務付ける業務委託の期間は「6カ月以上」とし、6カ月未満は、努力義務とする。
一方、取引適正化に関する業務内容等の書面による明示や不当な報酬減額等を禁止する期間は「1カ月以上」とされた。

3.「特定技能」受入れ拡大へ(3/19)

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政府は18日、国内の労働力不足を補うためとして、今後5年間の在留資格「特定技能」の受入れ見込み数の枠を82万人とする方針を自民党に示した。枠は5年ごとに設定することとされており、2019年には34万5,150人と設定していたが、新型コロナの水際対策などで受入れが想定を下回り、昨年末時点の在留者数は20万8,462人。

4.訪問介護「特定技能」も可能に(3/23)

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現在、「介護」の在留資格者と「EPA介護福祉士」に限っている外国人の訪問介護への従事について、制限を緩和する案を厚生労働省が22日の検討会で示し、了承された。
介護職員初任者研修の修了等を要件として、施設介護従事者と同様の「EPA介護福祉候補者」、「技能実習」、「特定技能」まで拡大する。2025年度の実施をめざす。

5.社員の健康増進を図る中小向け補助金創設(3/22)

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厚生労働省は2024年度、社員の健康増進を促す中小企業に対して補助金を出す。
理学療法士ら専門家による体力チェックや運動を実施するなどした場合に、費用の4分の3を給付(上限100万円)するもので、対象となる労働者の年齢は問わない。
5月にも実施計画の受付を開始し、審査を経て補助を決定する。

6.企業向け外国人雇用責任者育成研修開始(3/19)

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厚生労働省は、3月下旬から外国人を雇用する企業の労務担当者向けに、1回3時間半で在留管理制度や労働関係法令、コミュニケーション方法などを学ぶ研修を始める。
指針で雇用労務責任者の選任を求めているが選任していない企業が多いとみられ、関連法令の理解不足や言葉の壁を要因とした労使トラブルや違法行為が目立つため、研修を通じて底上げを図り、雇用労務責任者の選任を促す。

7.「育成就労」創設を盛り込んだ改正法案が国会提出(3/16)

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外国人技能実習制度を廃止し、「育成就労」制度を創設することを柱とする入国管理・難民認定法などの改正案が、15日に閣議決定、衆議院に提出された。新制度では、1~2年働けば本人の意向で同じ業種での転籍が可能となる。受入れ企業には「育成就労計画」の作成を求め、監理団体には外部監査人の設置を義務付ける。今国会で成立すれば、2027年までに運用が始まる見通しで、経過措置として新制度開始前に来日した技能実習生は所定の期間を終えるまで在留を認める。

8.大卒内定率が91.6%に(3/16)

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文部科学省・厚生労働省による15日の発表によると、今春の大卒予定者の就職内定率は91.6%(2月1日時点。前年同期比0.7ポイント上昇)で、1996年度の調査開始以来3番目に高い水準となった。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.日本で就職する留学生の在留資格変更 柔軟に(3/1)
2.男性育休 100人超の企業に取得目標設定義務化(2/26)
3.在留カードと一体にした新マイナカード発行(2/26)
4.中堅企業の賃上げ 重点支援(2/17)
5.30年度に向けた物流対策指針まとまる(2/17)
6.子ども・子育て支援法等改正案 閣議決定(2/16)
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1.日本で就職する留学生の在留資格変更 柔軟に(3/1)
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出入国在留管理庁は2月29日、在留資格に関連する告示と運用指針を改正した。
専門学校等を卒業した留学生に日本での就職を促すため、文科相の認定課程を修了した学生らが日本で働く場合に、在留資格を「留学」から高度人材に相当する「技術・人文知識・国際業務」に変更する際、専攻科目と就業分野の関連性が低くても認めるなど、従事できる業務の幅を広げる。

2.男性育休 100人超の企業に取得目標設定義務化(2/26)
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厚生労働省は、従業員100人超の企業に対し、一般事業主行動計画への男性従業員の育児休業取得率の目標値設定と公表を義務付ける次世代育成支援対策推進法の改正案を、今国会に提出する。約5万社が対象で、2025年4月施行を目指す。
100人以下の企業に対しては、目標値の設定を努力義務とする。

3.在留カードと一体にした新マイナカード発行(2/26)
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政府は、外国人の在留カードとマイナンバーカードを一体にした新たなカードを発行する。新たなカードは表面に氏名、国籍、在留資格の種類、就労の可否、裏面にマイナンバー情報などを記載する方針。3月中に出入国管理法改正案など関連法案を国会に提出し、システムを改修した後、2025年度に希望する外国人から
受付を開始する。

4.中堅企業の賃上げ 重点支援(2/17)
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政府は16日、産業競争力強化法の改正案を閣議決定した。従業員2,000人以下の企業を「中堅企業」と定義し、賃上げ等の重点支援を行う。これまで大企業と同等に扱われ、中小企業と比べて税制面での支援が手薄だったが、設備投資減税や法人税の減税により
成長の後押しをし、経済の底上げと賃上げ拡大につなげる。年内の成立、施行を目指す。

5.30年度に向けた物流対策指針まとまる(2/17)
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政府は16日、「物流の2024年問題」の対策指針となる中長期計画をまとめた。24年度にトラック運転手の賃金を10%引き上げるほか、30年度までに荷待ち時間を1人当たり年間125時間削減することや、共同配送を促して積載率を6ポイント高めて44%にする
ことなどを目指す。こうした取組みを事業者に義務づけるため、物流関連2法の改正案も国会に提出されている。

6.子ども・子育て支援法等改正案 閣議決定(2/16)
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政府は16日、子ども・子育て支援法などの改正案を閣議決定した。児童手当や育児休業給付の拡充のほか、すべての子育て家庭が保育を受けられる「こども誰でも通園制度」創設など、給付の拡充と保育サービスの強化が両輪。必要となる財源3.6兆円を確保するための「子ども・子育て支援金」の創設では、公的医療保険に上乗せして徴収し、28年度に約1兆円を確保する。
今国会中の成立を目指す。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.「2024年問題」に対応 ~物流関連2法を改正(1/31)
2.特定技能に4分野追加を検討(1/28)
3.外国人労働者が最多の204万人に(1/28)
4.フルタイム労働者の平均月給31.8万円に 厚生労働省統計(1/25)
5.実質賃金 20カ月連続で減少(1/10)
6.自己都合退職の失業給付 1カ月早く(1/5)
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1.「2024年問題」に対応 ~物流関連2法を改正(1/31)
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「物流2024年問題」に対応するため、政府が検討している物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正の概要がわかった。一定規模の荷主に荷待ち時間を減らす改善計画策定と取組状況の報告を義務付け、社内に「物流統括管理者」の配置を求める。元請け業者には、下請け状況管理簿の作成を義務付ける。2月に閣議決定し、今国会に提出する方針。

2.特定技能に4分野追加を検討(1/28)
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政府は、在留資格「特定技能」に4分野(自動車運送、鉄道、林業、木材産業)の追加を検討している。追加には省令改正が必要で、2023年度内の閣議決定を目指す。また、既存の飲食料品製造分野、産業機械製造業分野については、対象業務の追加を検討している。

3.外国人労働者が最多の204万人に(1/28)
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厚生労働省の26日の発表で、国内の外国人労働者が204万8,675人(2023年10月末時点。前年同期比12.4%増)となり、過去最多に上ったことがわかった。国籍別では、ベトナム51万8,364人、中国39万7,918人、フィリピン22万6,846人の順。
外国人労働者を雇用する事業所も31万8,775事業所で過去最多となり、うち61.9%は従業員数30人未満の事業所がを占める。

4.フルタイム労働者の平均月給31.8万円に 厚生労働省統計(1/25)
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24日、厚生労働省が2023年の賃金構造基本統計調査の速報値を発表した。
例年3月頃調査結果を発表してきたが、春闘での賃上げ交渉の参考とするため、今年から速報値を発表することとされた。フルタイム労働者の所定内給与は31万8,000円(月額。前年比2.1%増)で、過去最高だった。伸び率は1994年以来29年ぶりの高さとなり、特に34歳以下の若年層と60歳以上の層で大きく伸びた。

5.実質賃金 20カ月連続で減少(1/10)
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厚生労働省が10日に発表した2023年11月の毎月勤労統計調査(速報)によると、労働者1人当たりの平均賃金を示す現金給与総額(名目賃金)に物価変動を考慮した実質賃金が前年同月比3.0%減で、20カ月連続の減少となった。
名目賃金は同0.2%増で、統計開始以降最長と並ぶ23カ月連続の前年同月比増と上昇傾向にあるものの、物価の上昇が3%台で続いており、実質賃金のマイナス幅は10月の2.3%減から0.7ポイント拡大した。

6.自己都合退職の失業給付 1カ月早く(1/5)
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厚生労働省の労働政策審議会が10日、雇用保険制度の改正に向けた報告書を提出した。転職の妨げになると指摘されていた失業給付の給付制限について、自己都合退職は2カ月以上かかっていたが、1カ月に短縮する。このほか、在職中にリスキリングに取り組んでいたことを条件に、自己都合でも会社都合と同じ期間受給できるようにする。通常国会に関連法案を提出し、2025年度の実施をめざす。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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1. 国民年金 子1歳まで保険料免除(12/27)
2. 東証プライム上場企業の女性役員比率 25年までに19%に(12/26)
3. 健康保険証 マイナ保険証への一本化は2024年12月(12/22)
4. 65歳以上の介護保険料 所得420万円以上で引上げ(12/21)
5. 診療報酬 全体で改定率マイナス0.12%に決定 (12/20)
6. 介護2割負担の拡大 見送り(12/20)
7. トラック運賃 指標見直し(12/16)
8. 厚労省改正案 雇用保険加入要件「週10時間以上」に緩和(12/14)
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1. 国民年金 子1歳まで保険料免除(12/27)
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厚生労働省は、国民年金の第1号被保険者を対象に、子どもが1歳になるまでの保険料を免除する方針を固めた。母親だけでなく父親や養父母も対象とし、出生日から最大12カ月(産前・産後の4カ月免除されている母親は免除期間終了後9カ月)免除する。自営業者の子育て世帯の負担を軽減させるのが狙い。2026年度中の実施予定で、2024年通常国会での法案成立を目指す。

2. 東証プライム上場企業の女性役員比率 25年までに19%に(12/26)
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岸田首相は25日の男女共同参画会議で、2025年までに東京証券取引所プライム市場の上場企業の女性役員比率を19%に引き上げ、女性役員を登用していない企業をゼロにする方針を示した。政府の、2030年までに女性役員比率30%以上を目指すという目標の中間目標と位置付け、とする。
「第5次男女共同参画基本計画を一部変更する。

3. 健康保険証 マイナ保険証への一本化は2024年12月(12/22)
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政府は21日、現行の健康保険証を2024年12月2日に廃止する方針を固めた。22日の閣議で廃止日を定める政令を決定する。「マイナ保険証」に事実上、一本化され、同日以降は新規発行が停止される。発行済みのものは有効期限内であれば最長1年間は使用可能。マイナカードを持たない人には「資格確認書」を発行して対応する。

4. 65歳以上の介護保険料 所得420万円以上で引上げ(12/21)
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厚生労働省は、65歳以上の所得上位層の介護保険料に関し、2024年度から引き上げる方針を示した。対象となるのは年間の合計所得が420万円以上の人、高齢者人口の4%に当たる約145万人。現行9段階の介護保険料の所得区分は、「420万円以上」から「720万円以上」までの階層を細分化し、全体で13段階とする。引上げ分は、低所得者の保険料引下げの財源にする。

5. 診療報酬 全体で改定率マイナス0.12%に決定 (12/20)
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来年度の診療報酬の改定率が、全体では0.12%減に決定した。医療従事者等の人件費に充てる「本体」部分は0.88%(うち0.61%は看護師やリハビリ専門職などへの賃上げ、0.28%は若手医師の賃上げや事務職員の賃上げに配分)増、薬代の「薬価」は1%減となる。また、同時改定される介護報酬は1.59%、障害福祉サービス等報酬は1.12%、それぞれ引き上げることとなった。

6. 介護2割負担の拡大 見送り(12/20)
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介護保険サービス利用料を2割負担する対象者拡大の実施が、先送りされる
こととなった。厚生労働大臣は、財務大臣折衝後の折衝後の会見で、負担への金融資産などの保有状況の反映の在り方やきめ細かい負担割合の在り方と併せて引き続き検討を行い、2027年度までに結論を得るということとした、と述べている。

7. トラック運賃 指標見直し(12/16)
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国土交通省は、トラック事業者が荷主から適正な運賃を得るための指標として示している「標準的な運賃」を、平均8%上げる見直し案を公表した。
案では、運転手が荷物の積下ろし作業を強いられる場合に、その対価を運賃に加算するための目安も新たに盛り込まれた。待機時間の対価も引き上げる。年明けに運輸審議会に諮問し、来年度からの運用を目指す。

8. 厚労省改正案 雇用保険加入要件「週10時間以上」に緩和(12/14)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
厚生労働省は13日、労働政策審議会雇用保険部会で、雇用保険の加入対象について、現行の「週20時間以上の労働」から「週10時間以上の労働」に拡大することを含めた雇用保険制度改正の取りまとめ案を示した。失業給付などの支給条件となる労働日数の基準の緩和等も盛り込まれた。加入要件見直しは28年度中に実施する。2024年1月までに詳細を詰め、24年通常国会に関連法案を提出する。

出典:(株)日本法令 SJS Express

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== 最近の動き(Topics)===========

1.  与党税制改正大綱を決定(12/15)
2. 厚労省改正案 雇用保険加入要件「週10時間以上」に緩和(12/14)
3. 来秋に紙の保険証廃止を表明 (12/13)
4. 「育児時短就業給付(仮称)」は毎月の賃金の1割給付で調整(11/30)
5. 賃上げ平均9,437円 過去最高を記録(11/29)
6. 技能実習に代わる新制度「育成就労制度」 1年で転籍可(11/25)===============================

1.  与党税制改正大綱を決定(12/15)
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自民、公明両党は14日、2024年度の与党税制改正大綱をまとめた。構造的な賃上げ実現のため、1人当たり4万円の所得税などの定額減税、賃上げ促進税制の拡充・延長が盛り込まれた。また少子化対策として、児童手当拡大に伴う16~18歳の子を持つ家庭の扶養控除見直し、子育て世帯の住宅ローン減税の上限維持、23歳未満を扶養する世帯の生命保険料控除引上げなどが盛り込まれた。

2. 厚労省改正案 雇用保険加入要件「週10時間以上」に緩和(12/14)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
厚生労働省は13日、労働政策審議会雇用保険部会で、雇用保険の加入対象について、現行の「週20時間以上の労働」から「週10時間以上の労働」に拡大することを含めた雇用保険制度改正の取りまとめ案を示した。失業給付などの支給条件となる労働日数の基準の緩和等も盛り込まれた。加入要件見直しは28年度中に実施する。2024年1月までに
詳細を詰め、24年通常国会に関連法案を提出する。

3. 来秋に紙の保険証廃止を表明 (12/13)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
岸田首相は12日、マイナンバー情報点検総本部で、点検結果の報告を踏まえ、紙の保険証を来秋に廃止すると表明した。今後は、再発防止対策を講じつつ、マイナ保険証の円滑な利用に向けて、マイナンバーカードの改善を進める。総務省では、暗証番号の設定が不要で用途を
保険証や本人確認書類に限定したマイナンバーカードを、高齢者の負担軽減策として15日から導入し、希望者全員に交付する。

4. 「育児時短就業給付(仮称)」は毎月の賃金の1割給付で調整(11/30)
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厚生労働省は、2歳未満の子どもを育てる労働者向けに、短縮した時間を問わず短時間勤務時の毎月の賃金の1割を給付する方向で調整に入った。給付の名称は「育児時短就業給付(仮称)」で、支給要件は育児休業給付と同様とする。
年内に同省の審議会で原案を示し、2025年度からの導入を目指す。

5. 賃上げ平均9,437円 過去最高を記録(11/29)
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厚生労働省は28日、2023年の賃金実態調査を発表した。ベースアップや定期昇給による月額賃金の改定額は社員1人当たり平均9,437円(前年比3,903円増)のプラス、
改定率はプラス3.2%(同1.3ポイント増)となり、いずれも比較可能な1999年以降で過去最高を記録した。同省は、物価高を背景に賃上げに踏み切る企業が増加したとみている。

6. 技能実習に代わる新制度「育成就労制度」 1年で転籍可(11/25)
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政府の有識者会議は24日、技能実習制度に代わる新制度創設等を盛り込んだ最終報告書をまとめた。原則就労1年超であること、一定の技能や日本語能力があることを要件として、同一業務区分内での本人の意向による転籍を可能とする。
ただし、当分の間、各業界の判断で転籍制限期間を2年を超えない範囲で設定できるとする経過措置を検討する。この最終報告を受け、政府は来年の通常国会への関連法案提出を目指す。新制度への移行までには数年程度の周知期間を設けるとみられる。

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1. 育児休業給付拡充策、両親とも14日取得で「手取り10割」(11/10)
2. 少子化財源の「支援金」概要案判明(11/10)
3. 介護職に月6,000円の賃上げ措置(11/7)
4. 65歳以上の介護保険料見直し案が明らかに(11/7)
5. 全業種のフリーランスを労災保険の対象に(11/2)
6. 潜在的な働き手約530万人 内閣府試算 (10/31)
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1. 育児休業給付拡充策、両親とも14日取得で「手取り10割」(11/10)
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厚生労働省は、両親とも育児休業取得で一定期間育児休業給付を実質10割に引き上げる拡充策について、14日以上の休暇取得を条件とする方向で検討に入った。配偶者がフリーランスなど雇用保険被保険者でない場合やひとり親の場合でも、本人が14日以上取得していれば給付率を引き上げる。2025年度に拡充する方針。

2. 少子化財源の「支援金」概要案判明(11/10)
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少子化対策の財源の一つとして創設する「支援金制度(仮称)」の概要案が、9日のこども家庭庁の会合で示された。現役世代や後期高齢者を含む全世代から、収入に応じた額を医療保険の保険料に上乗せして徴収する。使い道は法律に明記し、まずは妊娠・出産期から0~2歳の支援策に充てるほか、育児休業給付の拡充、親の就労に関わらず保育を利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」などの施策に充てる。年内に詳細を詰め、2024年の通常国会への関連法案提出を目指す。

3. 介護職に月6,000円の賃上げ措置(11/7)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
政府・与党は、来年度から介護報酬を引き上げ、プラス改定とする方向で調整に入った。
一方、医療介護分野の人材流出に歯止めをかけるため、報酬改定までのつなぎとして、2024年2月から介護職員と看護補助者について1人当たり月額6,000円の賃上げ相当額として補助金を支給することとし、関連経費を2023年度補正予算案に盛り込む。

4. 65歳以上の介護保険料見直し案が明らかに(11/7)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会は、6日、65歳以上で年間の合計所得410万円以上の人の保険料を2024年度から引き上げる一方、低所得者の保険料は引き下げる見直し案を示した。引上げ対象は高齢者人口の4%に当たる約140万人で、引下げ対象は同35%に当たる約1,300万人。

5. 全業種のフリーランスを労災保険の対象に(11/2)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
厚生労働省は、フリーランスの労災保険特別加入の対象範囲を原則全業種に拡大する。加入は任意で、企業から業務委託を受け、企業で働く労働者と同じ条件にある事が加入条件となる見通し。労災保険法施行規則を改正し、2024年秋の施行を目指す。

6. 潜在的な働き手約530万人 内閣府試算 (10/31)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内閣府は30日、「眠る働き手」が約530万人いるとの試算を公表した。内訳は「就労時間を増やしたくて、それができる労働者」265万人と完全失業者184万人、就業希望はあるが今は求職活動をしていない84万人。人手不足が成長の制約とならないためには、これらの人が力を発揮できるよう、「年収の壁」の是正や働き手のスキルの磨き直し等を行うことで、潜在的な労働力を掘り起こせるとみる。

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== 最近の動き(Topics)===========

1. 「年収の壁・支援強化パッケージ」公表(9/28)
2. 平均給与458万円、2年連続増加(9/28)
3. 正社員転換への助成要件を緩和 来年度から(9/24)
4. 健保組合の4割が赤字に(9/14)
5. 高卒求人倍率3.52倍 過去最高を更新(9/14)
6. 「特定技能」に自動車運送業の追加を検討(9/13)
7. 2023年版「過労死白書」の原案判明(9/13)
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1. 「年収の壁・支援強化パッケージ」公表(9/28)
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厚労省は27日、「年収の壁」対策パッケージを公表した。「106万円の壁」対策ではキャリアアップ助成金に新たなコースを設け、企業が支給する「社会保険適用促進手当」は労使とも標準報酬の算定から除外し、負担を軽減する。「130万円の壁」対策は、一時的に年収が130万円を超えても事業主証明により原則連続2回まで扶養から外れないようにする。10月から適用を開始し、2025年に予定される年金制度改正までのつなぎ措置とする。

2. 平均給与458万円、2年連続増加(9/28)
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民間企業で働く会社員やパート従業員らを対象にした民間給与実態統計調査の結果が27日、国税庁より発表された。2022年の平均給与は前年比2.7%増の458万円、うち賞与は同4.2%増の72万円で、ともに2年連続の増加となった。
男女別の平均給与は、男性563万円(同2.5%増)、女性314万円(同3.9%増)。
雇用形態別では、正社員は523万円、パートやアルバイトなどの非正社員は201万円となった。

3. 正社員転換への助成要件を緩和 来年度から(9/24)
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厚生労働省は、非正規雇用労働者の正社員化を促進するため、キャリアアップ助成金(正社員化コース)の支給要件を2024年度から緩和する。対象となる非正規労働者の同じ会社で雇用されている期間を現行の「通算6カ月以上3年以内」から「6カ月以上」とする。助成金額も、中小企業は60万円(2人目以降50万円)、大企業は45万円(2人目以降37万5,000円)に増額する。

4. 健保組合の4割が赤字に(9/14)
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14日、健康保険組合連合会が決算見込みを発表し、約1,380ある健保組合のうち、40.4%の559組合で2022年度の収支が赤字であったことがわかった。2021年度の53%を下回ったが、高齢化による医療費の増加で高齢者医療への拠出金が増加しさらなる財政悪化が見込まれ、2023年度は3,600億円の赤字と推計されている。
高額な医薬品の使用も広まっており、2022年度に1カ月の医療費が1,000万円以上かかった人は延べ1,792人で前年度比18%増と、過去最多を更新した。

5. 高卒求人倍率3.52倍 過去最高を更新(9/14)
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厚生労働省の発表によると、来春卒業予定の高校生の求人倍率(7月末現在)は3.52倍(前年同期比0.51ポイント増)となり、統計が残る1985年3月以降で最高となった。求人数は44万4,187人(同10.7%増)、求職者数は12万6,069人(同5.5%減)。高校生の採用選考は9月16日より解禁となる。

6. 「特定技能」に自動車運送業の追加を検討(9/13)
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国土交通省は、深刻なドライバー不足を受け、在留資格「特定技能」に自動車運送業を加える検討に入った。出入国在留管理庁等との協議を進め、今年度中の実現を目指す。
特定技能制度は現在12分野を対象としていて、追加が認められれば初となる。

7. 2023年版「過労死白書」の原案判明(9/13)
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政府の2023年版「過労死等防止対策白書」(10月閣議決定見込み)の原案が判明し、週労働時間60時間以上の雇用者は5.1%(2022年)で10年前より4.0ポイント減となった。
年次有給休暇取得率は58.3%(2021年)で、7年連続の上昇。就業者の睡眠時間とうつ病などの関係の初めての調査・分析も行われ、理想と実際の睡眠時間の差が広がるにつれ、うつ傾向・不安やうつ病・不安障害の疑いがある人が増加傾向にあることが明らかになった。

出典:(株)日本法令 SJS Express

直近1ヶ月から2ヶ月の労働行政の動きや新聞記事をまとめたものです。
今後の人事・労務関連の次の一手を打つための情報として、是非ご一読下さい

== 最近の動き(Topics)===========

1. 育休の業務代替手当、中小企業向け助成額10倍増(9/8)
2. リスキリングの推進に1,468億円 厚労省24年度概算要求(8/26)
3. 「こども誰でも通園」9月に検討会設置(8/26)
4. 最低賃金「30年代半ば1,500円」 首相が目標表明(9/1)
5. 7月のバイト時給 前年同月比2.6%上昇(8/23)
6. マイナ保険証未取得者の資格確認書 上限5年に(8/4)
7. フリーランス 安衛法の対象に(8/1)
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1. 育休の業務代替手当、中小企業向け助成額10倍増(9/8)
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厚生労働省は、育児休業者の仕事を代替する同僚に手当を支給する中小企業向けの
助成額を2024年度から拡充する。現在の10万円から最大125万円に増やす方針。
1カ月10万円、12カ月までを上限に育休の取得期間に応じて支給する。育休社員の
代替要員として新規に雇用した場合の助成額も引き上げる。現在は最大50万円支給
されるが、およそ3割増の最大67.5万円にする。雇用期間は最短7日から最長6カ月
以上までで、代替期間に応じた額を払う。

2. リスキリングの推進に1,468億円 厚労省24年度概算要求(8/26)
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厚生労働省は25日、来年度予算として33兆7,275億円の概算要求を発表した。
23年度予算より5,866億円の増加となった。リスキリング(学び直し)の推進に1,468億円を要求。育児や介護との両立を支える事業には200億円を求めた。中小企業や小規模事業者が賃上げしやすい環境を整えるため、生産性向上に取り組む支援に13億円を要求。非正規労働者の正社員化を進める助成金制度も拡充する。

3. 「こども誰でも通園」9月に検討会設置(8/26)
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こども家庭庁は、親の就労要件を問わず時間単位で保育園などを利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」の検討会を9月に設置する。小倉将信少子化相が25日の閣議後記者会見で明らかにした。利用方法や事業所ごとの実施方法などを議論し、12月に中間とりまとめを行い、来年の通常国会への法案の提出を目指す。

4. 最低賃金「30年代半ば1,500円」 首相が目標表明(9/1)
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岸田文雄首相は31日、最低賃金(時給)について、「2030年代半ばまでに全国平均が1,500円となることを目指す」と表明した。政府の「新しい資本主義実現会議」で言明。内需主導の経済成長を実現していくためには賃金および最低賃金の安定的な引上げが必要として、年内にも中小企業などが賃上げの原資を確保しやすくなるよう、価格転嫁を進めるための詳細な指針を策定すると述べた。

5. 7月のバイト時給 前年同月比2.6%上昇(8/23)
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リクルートが22日に発表した三大都市圏の7月のアルバイト・パートの募集時平均時給は、前年同月比29円(2.6%)上昇し、1,155円だった。コロナ禍が落ち着き、小売りや飲食店などのレジ業務や接客担当の時給が上昇。「販売・サービス系」では前年同月比42円(3.9%)高い1,127円、「フード系」で52円(4.9%)高い1,114円と、それぞれ過去最高を更新した。

6. マイナ保険証未取得者の資格確認書 上限5年に(8/4)
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政府は、現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に移行する方針を巡り、未取得者に発行する「資格確認書」の運用を見直す。上限1年とした有効期間を5年に延長し、マイナ保険証を持たないすべての人に保険者の職権で交付する。現行の健康保険証の廃止時期を2024年秋から延期するかは判断を留保し、関連データの総点検の結果などを踏まえ、改めて検討するとみられる。

7. フリーランス 安衛法の対象に(8/1)
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厚生労働省は31日、フリーランスや個人事業主を労働安全衛生法の対象に追加する方針を示した。フリーランスらが業務上の事故で死亡、または4日以上休業するけがをした場合、仕事を発注した企業等に労働基準監督署への報告を義務付ける。違反しても罰則は設けない方針だが、是正勧告など行政指導の対象になる。今後詳細を詰め、必要な法令改正の手続きに入る。

出典:(株)日本法令 SJS Express

直近1ヶ月から2ヶ月の労働行政の動きや新聞記事をまとめたものです。
今後の人事・労務関連の次の一手を打つための情報として、是非ご一読下さい

== 最近の動き(Topics)===========

1. 最高裁、定年後再雇用の基本給減差戻し(7/21)
2. 介護事業所に毎年の経営報告を義務化(7/21)
3. トラックGメンを全国に配置 国交省(7/19)
4. 教員の働き方改革「是正加速」~文科白書(7/19)
5. 介護・医療・保育の人材紹介業の規制強化(7/16)
6. 最低賃金1,000円台へ 最終調整(7/27)
7. 男性の育休取得率の公表義務拡大へ(7/27)
8. 介護分野の外国人材の業務拡大を検討 厚労省(7/25)
9. 女性・シニアの就業率最多(7/22)
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1. 最高裁、定年後再雇用の基本給減差戻し(7/21)
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定年後再雇用の際に基本給を減額したことの妥当性が争われた訴訟で、最高裁第一法廷は20日、正社員と再雇用者の間の「不合理な格差」に基本給が含まれ得るとし、判断にあたっては基本給の性質や支給目的等を踏まえて考慮、評価すべきとする初判断を示した。
「基本給が定年退職時の6割を下回るのは不合理」とした二審・名古屋高裁判決については検討が不十分だとし、差し戻した。

2. 介護事業所に毎年の経営報告を義務化(7/21)
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厚労省は、来年度より、国内で介護保険サービスを提供する全事業所を対象に、収支や人件費、職員数などの経営情報を毎年報告するよう義務付ける。今年5月に成立した改正全世代型社会保障制度関連法で決まった措置。収集した情報は、物価高騰などで経営が悪化した際の支援策や職員の処遇改善策の検討に用いるとしている。

3. トラックGメンを全国に配置 国交省(7/19)
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国交省は18日、運送業の2024年問題に対応するため、21日より全国にトラックGメン(162人)を配置すると発表した。トラック事業者への聴取等を行い、長時間の荷待ちや不当な運賃設定などの問題が見つかれば、貨物自動車運送事業法により荷主や元受事業者などに対し、是正の要請や勧告を行う。改善されない場合は事業者名の公表も行う。

4. 教員の働き方改革「是正加速」~文科白書(7/19)
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文科省は、18日に公表した文部科学白書(2022年度)において、教員の時間労働の是正は喫緊の課題であるとして、働き方改革を加速させる考えを強調した。対策として、少人数学級や支援スタッフの配置、部活動の見直しを進める。
また教員確保策として、現在休止中の社会人らを対象とする教員資格認定試験について、高校教員の「情報」科目に限定し2024年度から試験を再開させる方針も示した。

5. 介護・医療・保育の人材紹介業の規制強化(7/16)
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厚労省は、介護・医療・保育の3分野での人材紹介業の規制を強化する。人材紹介会社に高い手数料を払っているにもかかわらず離職率の高いことなどが介護事業者等の経営を圧迫していることを受け、手数料の透明化や離職率の報告義務化、不当な転職勧奨の防止などを図る。今年度末までに具体的な検討を進め、順次実施する。

6. 最低賃金1,000円台へ 最終調整(7/27)
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中央最低賃金審議会は、最低賃金(時給)を全国平均で1,000円台に引き上げる方向で最終調整に入った(現在の全国平均は961円)。引上げ額は39円(前年度比4%超)となる見通しで、過去最高額となる。
28日の会合で決定をめざす。

7. 男性の育休取得率の公表義務拡大へ(7/27)
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従業員1,000人超の企業に年1回、公表を義務付けている男性の育休取得率について、政府は、300人超に広げる案を検討する。対象拡大により男性の育休取得率を2025年までに50%、2030年までに85%にする目標達成に向け、改善を後押しする考え。中小企業向けに代替要員確保の支援策も拡充する。2024年の通常国会に、育児・介護休業法の改正案提出を目指すとしている。

8. 介護分野の外国人材の業務拡大を検討 厚労省(7/25)
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厚生労働省は、外国人材が介護分野で従事できる業務を拡大する方向で就労ルールの見直しに着手する。訪問介護など、現在従事が認められていない訪問系サービスが検討対象。政府内で進められている外国人技能実習制度、特定技能制度の見直しに関する議論の最終報告を踏まえ、年内にも結論をまとめる。

9. 女性・シニアの就業率最多(7/22)
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総務省が21日に発表した2022年の就業構造基本調査によると、25~39歳の女性で働く人の割合が81.5%と過去最高を記録した。また、未就学児の育児をしている女性のうち、仕事と両立している人の割合が73.4%と過去最高だった。65~69歳男女の有業率は50.9%で初めて5割を超え、70~74歳は33.3%と過去最高を更新した。今回、本業がフリーランスの人も初めて調査したところ209万人で、その他に副業としてフリーランスで働く人は48万人いた。

出典:(株)日本法令 SJS Express