花堂 裕俊
Q1.現在携わっている業務について教えてください。
企業と顧問契約し、人材にまつわる問題をはじめ、労務に関する相談や手続き、給与計算などをサポートしています。社会保険労務士資格取得に向けて勉強をしながら、社内ではチーフとして、各部署における業務推進や新入社員教育、後輩育成を担っています。
顧客企業からご相談を受ける中で近年特に増えているのは、人事採用や経営にまつわるものです。後者では、「コロナ禍で従来の対面による営業が難しくなり売上が上がらない。休業せざるを得ないが何かできることはないか」といった内容が多く見受けられます。
そうした場合、当法人では、助成金や補助金の制度をご案内したり、その申請手続きを代行したりするなど、顧客企業へのサポートを行います。
Q2.仕事をするうえで大切にしていることはありますか?
法律に関わる業務なので、必然的に法律用語を使うことが多くなるのですが、お客様にはできるだけかみ砕いて平易な言葉で説明するようにしています。数字や具体例を挙げ、法律をご存じでないお客様にも、より理解しやすい工夫を心がけています。
会話中は、お客様の反応にも心を配ります。表情や相づち、言葉のニュアンスなどからお客様の理解度を推し量り、「これは正確に伝わっていないかも」と感じたときには、別の表現や言い回しでさらに説明を加えます。
臨機応変に対応ができるよう、日常生活においても、「どうすれば相手に伝わるか」を意識して話したり行動したりしています。それは社内でのテキストチャット活用の際も同じです。こうした積み重ねが、お客様への説明力向上につながると考るからです。
Q3.どんなきっかけ、想いから入社したのか教えてください。
高校時代に法律に関心を持つようになり、もっと学びたいと、大学は法学部へ進みました。法律は、解釈次第で1+1の答えが2だけでなく、3にも4にも変わります。そのことに、法律のおもしろさと難しさを感じつつ、奥深さに一層興味を持ちました。大学卒業後の進路を考えた時に弁護士以外の士業についても関心が高まり、調べていく中で知ったのが社会保険労務士という職業です。一時期は弁護士になることも考えましたが、勉強を進めるうちに、より身近な存在である社会保険労務士としてクライアントを支えたいと考えるようになりました。
プロセスコアへの入社の決め手となったのは、経営コンサルティング業務を事業の一つにとらえていたことです。一般的な社会保険労務士の仕事は、給与計算や保険関係の手続きなどです。しかし、プロセスコアでは、それらに加えて士業として経営のお手伝いができると知り、知識を活かして幅広くおもしろい仕事ができそうだと思ったのです。
Q4.今後の夢や目標について教えてください。
直近の個人的な目標は、社会保険労務士の資格を取得することです。また、現在のお客様とさらに良好な関係を築く一方、お力になれるお客様をもっと増やしていけたらと考えています。
プライベートでは夫、父親として、家族との時間を大切にしたいと思っています。弊社は、土日祝祭日が休業日です。しっかり休める環境があるため、子どもとの時間も十分に取れます。今1歳半の息子がもう少し大きくなったら、家族旅行に行くなど家族の思い出を増やしていきたいですね。
チーフという立場では、新入社員や若手社員の教育環境を今以上に整備したいと考えます。現在、チームで成長を促す働きかけをしていますが、できることはまだまだあります。こうした努力は、自分も含めた社員全員のさらに働きやすい環境づくりにもつながるもの。その結果として会社が大きく成長していけば、とてもうれしいです。