トヨタ、派遣社員400人を正社員に、4月に一般職で
日経新聞から
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トヨタ自動車は一般職にあたる「業務職」の採用を再開する。
現在トヨタで働く事務系派遣社員の中から400人を正社員として
採用する。経営環境の「先行きが不透明」などの理由から、
労務コスト抑制のために2010年度は業務職の採用をゼロとして
いたが、円滑に事務作業を進めるには業務職を増やす必要があると
判断した。
事務系の派遣社員(10年9月時点で1700人)を対象に、
昨年11月に募集を終えている。現在は選考過程に入っており、
予定通り採用できれば4月から400人が新たに業務職として働く。
派遣社員は契約上の業務内容が限られているため、
広範囲な仕事をカバーするには業務職の正社員として働いてもらう
必要があると判断した。
トヨタはここ数年、毎年140~230人程度の業務職を採用していたが、
労務コストを極力抑えるために10年度は業務職の採用を見送っていた。
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トヨタ程の会社であれば今後、50年100年スパンの長期計画のもと、
その上での今回の人事戦略だと思います。
トヨタらしさ、トヨタの強みをさらに伸ばすためには、派遣社員での雇用調整
によるメリットよりも正社員を増やして、ノウハウの継承や社員一人一人の
習熟度を上げていく、ソフト資源の蓄積を優先したのではないでしょうか?
すべての企業に当てはまることではないですが、将来を見据えて今の
一手を打つ。という良い事例でないかと思いました。
この選択がどうでるか?今後のトヨタの動きが楽しみです。