下情には通じていなければならぬ。

私の好きな言葉に「下事に通じていなくてもよいが、
下情には通じていなければならぬ。」という言葉が
あります。
上司は、部下の仕事を細かく把握する必要まではないが、
部下が今どのような心境にあるのか?仕事以外のことでも
悩みや不安を聞き、相談にのる思いやりが必要だという
意味です。
先日、お客様の経営者の方と話をしていてこの言葉を
思い出しました。
その経営者の方いわく、人事や総務を務める人には
特に、
勤怠記録を集計した際に、残業時間の多い社員に
なぜ残業が多いのか?無理をしていないか?
聞き取りをする配慮だったり、
普段から社員の様子を観察して、ちょっとした
変化が見られたら
「○○君、元気?」とか「なんかあったか?」
と声をかけてあげられるような、洞察力を持っていて
ほしい。そして組織の潤滑油の役割を果たしてほしいと。
このことは、別に人事総務の担当者に限ったわけで
はなく、部下を持つすべての人に必要なことだと
思います。
私自身も普段から気をつけるようにしているのですが
忙しく余裕がなくなると、できてるかな?と時々
自分を疑うこともあります。(^_^;)
いろいろコーチング等の上手にコミュニケーションを
とる手法もありますが、前提として、
まず一緒に昼食をとったり、
世間話をしたり、相手の今関心のある話題が
どんなことか聞いたり、相談にのること、あと笑いを
とることが組織の連帯感を高めるのに必要なの
かな~と思っています。
ということでお読み頂いた人事総務担当者の方へ
まずはコミュニケーションをしっかりと!法律のことは
私に聞いて頂ければ良いので(笑)