応募者の目を引く求人サイトとは? 熊本 社会保険労務士
(9月1日に配信されたメールマガジンの内容です。)
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
プロセスコアの山下です。
前回、「企業が求める人材を引き寄せる為の求人
募集方法」
というテーマでコラムを書かせて頂きました。
内容は、
運やタイミングに頼るのではなく、長期的に
会社が求める人材を採用する 確率を高める
効果的な方法の一つとして、
・企業の求人サイトを充実させること
・なぜ企業の求人サイトを充実させる必要が
あるのか
・求人サイトのメリット
について書かせて頂きました。
(前回のメールマガジンを読まれていない方
はこちらから
↓↓↓
https://process-core.com/process-core/?p=1473
今回のコラムは、前回の続きで
「ほしい人材の目を引く求人サイトに
どんな情報を盛り込めば良いのか?」
について書かせて頂きました。
すでに求人サイトをお持ちの方は再点検を、
今後HPの作成を予定されている方は作成
材料の一つとして検討して頂ければと
思います。
求人サイトに従来の労働条件を記載するのは
もちろんですが、それ以外でどんな情報を
盛り込めば良いのか?
考え方はシンプルです。
あなたが「採用したい!」と考える人材が
応募を検討している企業に対してどんな関心を
持っているのか?(というより持っていて
ほしいのか?)を考え、その順番で掲載
していくことです。
例えば、企業を条件で選ぶのでなく、
仕事自体に興味を持ってくれる人、
自分の成長や仕事自体にやりがいや
おもしろみを見出す人
企業の理念に共感してくれる人
を採用したいのであれば
そのような人が関心を高くもつ項目から
掲載していく必要があります。
上記の事例に当てはめて順番に並べていくと、
1.企業が「誰」のどんなwants
(~したい)や悩みや不満を解消する為の
needsを満たした商品やサービスを提供
しているのか
(中学生でも理解できるようなわかりやすい
簡潔な説明。)
2.実際に従事することになる仕事の内容
(どんな教育を受け、新人からベテラン
に進むにあたってどのような仕事を任せ
られるのか)
3.応募者が仕事をすることで、どんなキャリ
アを積み、やりがいが得られ、会社を通じて
社会的な貢献ができるのか
4.企業理念や経営者の今までの人生経験から
形成された、仕事やスタッフに対する考え方
5.経営者や社員の方の写真、プロフィール、
ブログ、勤務場所の写真
(職場の雰囲気やどんな人達と働くか、
事前にイメージを持ってもらうことで
安心感を与えるため)
6.上記の1.2.3.4.5の項目を立証
するための、在籍する社員の生の声。
(このポイントはかなり重要なポイントです。
できれば新人1~3年目の方が、
仕事を通じて得られたやりがいや
経験やスキル、社内の雰囲気、
上司、先輩との人間関係等)
7.今まで応募者の方から面接の際に質問を
受けた内容や事前に応募者に知っておいて
頂きたい項目をQ&Aで紹介。
(例えば、社員全体の年齢構成、勤続年数、
福利厚生、慰労会開催の有無、社員旅行、
ボランティア活動等の社内行事の有無や
休暇制度について)
(7.についてなかなかイメージが浮かばない方
は、今在籍している社員に採用前に企業の
どんな情報が知りたかったか質問し、意見を
あげてもらうと良いでしょう。)
8.応募資格について。応募者に事前に最低限
身につけてもらいたい知識や適性を掲載する。
例えば事務職であれば、「エクセルで関数を
使う操作ができる」、「簿記○級以上取得者」
等明確に掲載しましょう。また、企業に
よっては応募資格の欄に「ただ正社員として
仕事をしたい、どんな仕事でも良いから
ただ働きたいだけといった方は縁が
なかったと思って他の求人をお探しくだ
さい。」
といった文章を求人サイトに掲載している
企業もあります。
(闇雲に応募者数を増やすのではなく、採用の
見込みのある方だけ応募してきてほしいと
お考えの企業については、参考になる部分では
ないかと思います。)
ここまでお読みになられた方の中には
こんなにいろいろなことを書くの?と思われた
方もいらっしゃるかと思います。
しかし、良い人材を集め、組織力を継続的に
維持していきたい、高めたいと本気でお考えの
経営者の方であれば、ご紹介しているような
求人サイトへの投資は、採用に失敗した場合
の教育にかかる時間、人件費、求人広告費の
負担を考えれば決して高い投資とはいえない
のではないでしょうか?
もし、社員の採用で悩みをお持ちの経営者、
人事担当者の方がいらっしゃればぜひ今後の
ホームページの制作や更新材料の一つとして
ご検討頂ければと思います。
今回のメールマガジンは以上です。
お読み頂きありがとうございました。