経営者が掲げる目標や創業の思い、伝わってますか?

経営者が掲げる目標や創業の思い、伝わってますか?

いつもお世話になっております。プロセスコアの山下です。

今回のコラムは、求人活動を行うにあたり、自社の採用ページやサイト上で是非見直して頂きたい部分にスポットをあててコラムをまとめてみました。

それは、経営者の創業期の思いやヴィジョン(目標)の掲載です。

「大事ってこと分かっている」とか「いや、ちゃんとホームページに載せてるから」という経営者の方もいらっしゃると思いますが、内容について今一度検討して頂く機会になれば幸いです。

まず、ヴィジョン(目標)についてです。

例え話ですが、野球部で「甲子園優勝を目指す!」という目標を公言している高校と、そうでない高校では集まってくる生徒の層が違ってくるのではないでしょうか?
しかも、県予選でも上位に入ること多い高校であったりしたら、その高校へ進学して野球部に入ろうと思っている学生は、一人ひとりの運動能力だけでなく、個々人の意識にもかなり差が出るのではないでしょうか?
そして、その高校へ進学を考える学生にも色々なことを連想させると思います。
「練習漬けの毎日だろうな、レギュラーになるもの難しいかもしれない、、。指導者は優秀な人だろうな等々・・・」といった、入部してくる学生にそれなりの覚悟を持たせることできます。

何をお伝えしたいかというと…「ヴィジョン(目標)」が入社後にどういう環境に身を置くことになるのかイメージを持ってもらう上でも、ミスマッチを防ぐ意味でも、とても重要な要素になり得るということです。

今回の高校野球の例え話のように、ぱっと分かるような目標だと誰もがイメージしやすいと思いますが企業は様々な事業や業態があります。

そもそも経験したことがない職種だと仕事内容のイメージを持ってもらうこと自体難しいと思います。

だからこそ

・企業が何のために活動を行い、何を目指しているのか?
・そのためにどんな仲間が必要なのか?
・どんなことをするのか?
・どんなやりがいや魅力があるのか?
・受け入れてもらいたいこと、覚悟して入社してもらいたいことは何なのか?

といったことを整理して見える化をしておくことがとても重要になります。

次に、創業者の思いについては様々なメリットがあると思いますが、一番は「差別化」にあります。

大企業に比べると中小企業は待遇面ではどうしても競争力は弱く、事業の内容自体も競合企業と比較して、それほど明確な差別化が図れている企業が多くないと思います。
その中で、経営者の独自の考え方やそこに至った「物語」は採用の際の大きな差別化要因となります。
価値観のあった人からの応募を増やす意味でも効果的ですし、応募者が多くの企業の中から選ぶ際の判断材料となり得ます。

私自身、僭越ですが web サイト上に、創業の思いやなぜこの仕事をやろうと思ったのか?掲載させて頂いております。
また、上記で触れた実際に仕事をする上でイメージを持ってもらう為の情報を採用ページに掲載しております。参考になれば幸いです。

■ 自らの挫折や経験から企業の組織作りを支える「人の相談窓口」
 https://listen-web.com/story/kenji-yamashita/
■ 社会保険労務士法人 プロセスコア 採用ページ
 https://process-core.com/recruit

特に「創業の思い」について記事を読んで頂いていることが分かると私自身安心しますし、共感頂いた上での応募だということが採用の選考基準を一つクリアしていると感じています。

今回取り上げた「経営者のヴィジョンや創業の思い」といった部分は、求人広告情報の一部分であり、もちろん給与や労働時間、休日といった待遇も重要ではあるのですが、かといって待遇面だけで差別化を図れる企業も少ないと思います。

ヴィジョンや創業の思いについても、出来るだけ分かりやすく情報を載せているかどうかが応募者数を増やすこと、そして採用後のミスマッチを防ぐ上で重要だと思いますので、是非一度、ご検討ください。

今回のコラムは以上です。

お読み頂き、ありがとうございました。

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